放映期間
2005/1/30 ~ 2006/1/22 放送/全48話
キャスト
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ヒビキ = 細川 茂樹(ほそかわ しげき)
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安達明日夢 = 栩原 楽人(とちはら らくと)
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イブキ = 渋江 譲二(しぶえ じょうじ)
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トドロキ = 川口 真五(かわぐち しんご)
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ザンキ = 松田 賢二(まつだ けんじ)
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立花香須実 = 蒲生 麻由(がもう まゆ)
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立花日菜佳 = 神戸 みゆき(かんべ みゆき)
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立花勢地 = 下條アトム(しもじょう アトム)
ストーリー
少年は“鬼”と出会い強さを知っていく
高校受験を控えた少年・安達明日夢は、母の実家の法事で向かう途中の船で転落した子供を助ける不思議な男と出会う。
それを見て驚く明日夢に、男は「結構、鍛えてます」と言い残し、その場を去っていく。
だが、明日夢は屋久島で再び謎の男と再会を果たし、ヒビキと名乗るその男の不思議な魅力に引かれ、憧れを抱くようになっていくのだった。
その後、屋久島の原生林を散策していた明日夢は鬼のような姿をした戦士と、その怪物の戦いを目撃する。
恐怖のあまり、その場を逃げ出してしまう明日夢だったが、後にその怪物と戦っていたのはヒビキだということを知る。
その後、明日夢は鬼と、それをサポートする集団・猛士の存在を知る。
そして、戦う響鬼の背中を見ながら強く成長していく。
当初は響鬼に弟子入りする気は特になかった明日夢であったが、クラスメイトの桐矢京介の、鬼になろうとする姿を見ていくうちに憧れ始め、京介とともに弟子入りする。
明日夢は最初は京介に見下されていたものの、次第にともに高め合うライバルに。だが、明日夢は途中で鬼としての生き方に悩み、医師を目指すことになる。
別の道を歩むこととなったヒビキと明日夢は、1年後に再会し・・・・。
解説
「完全新生」を目指した異色中の異色作
完全新生と銘打たれ、伝統的な和をモチーフにした世界観や、妖怪をモチーフとした魔化魍、複眼を廃したデザインのライダーなど、異色のビジュアルがシリーズの中でも非常に印象強い作品。鬼と呼ばれる戦士が組織のサポートを受け、戦いに赴く際もメンバーの運転する乗用車で向かうなど、前作『剣』以上に職業ライダーとしての色が強くなった。
ドラマでは、明日夢の成長が大きなテーマのひとつとして重きが置かれ、『龍騎』から続いていたハードな展開とは打って変わって明るいものとなっている。そのため、猛士という組織の中で団結して魔化魍に立ち向かう、仮面ライダー同士の対立はほとんど見られない。
鬼たちは鬼火など、自然の力を借りた技を使用する他、一番の特徴である楽器を模した音撃武器から発せられる、清めの音で魔化魍を退治するという独特のものとなっている。敵怪人である、妖怪をモチーフとした魔化魍の表現には積極的にCGが用いられており、その存在の神秘性が強調された。
劇中では響鬼の太鼓と撥にはじまり、さまざまな楽器をモデルとした音撃武器が登場。演出では筆文字のカットが挿入される演出が使用された。
劇場版は仮面ライダー初の時代劇となり、戦国時代を舞台に鬼と魔化魍の戦いや、テレビ版と瓜二つの外見をしたヒビキと明日夢の師弟関係が描かれるという、本作のテイストを象徴する作品となっている。
ライダー
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仮面ライダー響鬼
変身者=ヒビキ(日高仁志)/必殺技=音撃打 火炎連打など。その他、《響鬼紅》《装甲響鬼》に変身。
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仮面ライダー威吹鬼
変身者=イブキ(和泉伊織)/必殺技=音撃射 疾風一閃など
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仮面ライダー轟鬼
変身者=トドロキ(戸田山富巳蔵)/必殺技=鬼闘術 電撃拳など
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仮面ライダー斬鬼
変身者=ザンキ(財津原蔵王丸)/必殺技=音撃斬 電電激震など
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仮面ライダー鋭鬼
変身者=エイキ/必殺技=音撃打 必殺必中など
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仮面ライダー裁鬼
変身者=サバキ(佐伯栄)/必殺技=音撃斬 閻魔裁きなど
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仮面ライダー弾鬼
変身者=ダンキ(段田大輔)/必殺技=音撃打 破砕細石など
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仮面ライダー朱鬼
変身者=シュキ(品川栞)/必殺技=音撃打 震天動地など
バイク
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凱火
響鬼が搭乗/全長=256cm/全幅=92cm/全高=109cm/最高速度=240km
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竜巻
威吹鬼が搭乗/全長=251cm/全幅=94cm/全高=109cm/最高速度=210km
敵
魔化魍
古来より生息する怪物。そのほとんどが2種類以上の生物の特性を備えている。童士と姫によって幼体の状態から人間を餌に育てられていき、最終的には数メートルの巨大な体躯を誇る成体に成長する。
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